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マグナム北斗が今明かすAV創世記
Vol.28 AV男優という仕事

AV男優という仕事


 早いもんで2015年も年の瀬ですよ。今年一年、読者の皆様にはどんな年でしたか? …、なんてありきたりの書き出しをするのも俺らしくない気はするけど、まぁ年に一回ぐらいは真面目な感じもエェやないですか。俺がAVにデビューしたのが1985年…。阪神タイガースが21年ぶりにリーグ優勝、そして唯一の日本一になった年やったね。もうあれから31年も経ったんやね。古い話やわ。

 あの頃はまだAV業界も出来て数年てとこで、まだアダルトビデオなんて言葉もなかった。もちろんAV男優なんて商売もなく、俺らのことは男モデルって言われてた。

 つまりビニール本とか裏本のモデルって扱いでした。それかサオ師ね。今でも俺の感覚はそれかもしれないけど、それがいつの間にかAV男優なんてヤクザな仕事が、それなりに認められるようになるんやからねぇ…。継続は力なりってホンマやね。

 ただAV男優って仕事を世間に認識させる道は作ったのは俺やと思ってます。それまでの男優ってビニ本モデル系の雑誌編集者上がりか、ピンク映画系の役者かのどっちかで、AVが最初って言うのは俺ぐらいからで、同じ時期にデビューしたのが多かったんよ。

 ちょうどその頃がAV界が最初の右肩上がりが収まった頃で、大手が潰れたりする中、新規メーカーがそれ以上に出来まくって、業界は活気付いてたなぁ。仕事には困らなかった。ギャラもスグに上がったしねぇ。

 業界が盛り上がって来ると、エロ本や週刊誌のグラビアをAV女優…、当時はビデギャルと呼ばれてた子達が飾るようになるわけで、写真の次はインタビューとかがいろんなところで出るようになってくるわけですわ。

 ところが女の子はイメージってのがあるのか、今とは違って現場のこととか言わないわけですよ。誰に聞いても将来は女優にとか、聞いても面白くない答えしかしなかったんやね。それならって言うんで共演者の俺達に聞いてみようかって雑誌が出て来たわけ。

 そやけど当時の男優って、しゃべる奴はアホな勘違い野郎とか、余計なこと言うて仕事が減ったらイヤやとかってのが多かった。その中で俺だけが適当やったんやね。聞かれてないことまで言うてまう…、後先考えてなかったんやね。

 ただそれが雑誌にはよかったんでしょう。オモロい男優がおるぞってことになって、俺なんかより数倍ちゃんと仕事をする人より、名前のインパクトと持ち物と喋りとでマスコミには一番取り上げて貰えるようになってた。

 それから引退するまで、大概のことは俺が最初にさせてもらったんちゃうかなぁ? だからなんやかんや言いながら名前だけでも覚えててもらって、引退して27年もやっていけるんでしょう。俺が切り開いた道を、加藤やチョコが広げて今に至ってるんやね。

 さて来年ももう少し俺の昔話に付き合ってください。もしかしたらこの子誰?って思うような子も出て来るかもしれないけど、その時は調べてみてください。来年も宜しく。よいお年を…。
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